秋葉原に部品買いに行くついでに買ってしまった↓
初回盤だったからアコースティックライブのDVDと、タワレコだったからクリアファイルもゲット!
このアルバムを聴いて、健司さんが毎回、「フレデリックのリズム、フレデ、リズムで遊びませんか⁉︎」って言ってるけど、わけわからんってずっと思ってたのよ。でもこのアルバムで、
フレデリズムは調味料
だなって思ったのね。世の中には色んなジャンルの色んな曲があるけど、色んなジャンルに「フレデリズム」て調味料をかけるとフレデリック味になるのよ。でこの調味料は素材を殺さず、より良さを引き出せる凄い調味料で、それを使いこなせる天才料理人、三原康司の手によって最高のフレデリック味の曲が出来上がるんだなって思いました。
以下レビューです↓
1.「TOGENKYO」
1980年代のネオン街のイメージで、MV創成期の1980年から活躍してる山口保幸氏が監督してるこのMV。
曲自体も1980年代のシンセとチープなギター、当時まだ色濃く残っていたジャズのベース。これに「フレデリズム」(リピート感というか中毒性)を足して完全にフレデリックの曲に仕上がっている。
「今までの曲とはちょっと違うなって思うけど、フレデリックの曲だなってわかる」このいい塩梅の曲。
2.「スローリーダンス」
なんかに似てるなって思ったら、阿部慎之助の登場曲にもなってる「SEPTEMBER」だった↓
70年代アメリカのディスコ調にフレデリック要素を足した曲っすね。ギターリフとかそれっぽいし。
双子のファルセットのハモリでディスコ感凄い。よく考えたらディスコプールもこんなベースのエフェクトだしね。
これは「ディスコ調+フレデリズム」で「ディスコプール」と「スローリーダンス」で分岐進化した感じするわ🤔
3.「かなしいうれしい」
シングルカットされてる、アニメ「恋と嘘」の主題歌(↓シングル買った記事)
http://ricky15.hatenablog.com/entry/2017/08/15/193100
最初曲名見たときは「タイアップにこれでいいのか?」って思ったけど、三原康司、天才でした。もともと漫画の「恋と嘘」読んでて、タイアップの話来る前に作ってた曲らしいけど、「恋と嘘」は「うれしいかなしい」じゃなくて、かなしいが先に来ると。ラジオで花澤香菜さんもこれには触れてて、基本的にはかなしいし、基本的には重いんだけど、それをなんとかしようとする話だから、 かなしいけど暗くはしたくない、曲調も楽器の音に比べてマイナーコードが多いからどこか切ないんだけど、かなしいにうれしいを足して、全部ひらがなってとこが本当に作品にマッチしてて、ガッツリフレデリズムになってるけど、この上なくピッタリなタイアップ曲ですね!
4.「たりないeye」
これまたシンセ+チープサウンドギター+ジャズのリズム隊→80年代ディスコ臭の濃い曲。
もちろん語感とかはフレデリズムそのものなんだけどベースとかは完全にディスコ調というか、打ち込み感と躍動感のバランスが良い。
前の曲がわちゃわちゃしてるだけに、4曲目として前の曲の余韻を残しつつ落ち着く素敵な曲。アコースティック版に選ばれるのも納得っすね。
5.「ミッドナイトグライダー」
んじゃコレ!
曲調はカルメンなんだけど、シンセと、難しいフレーズをギターで弾くフレデリズムがバッチリ入って凄い不思議🤔
元ネタは推測だけど、情熱の国の踊り子感ハンパないイントロAメロBメロにコレまた1980年代感を出してくる、ドラムのリズムで疾走感があるはずなのに、シンセと歌で急かされるのではなく、ゆったりとした雰囲気にさざなみみたいなものをくれるホントに不思議な曲。
6.「パラレルロール」
「ファンク + フレデリズム」の曲。言われてみればファンクってリピート感あるし、フレデリズムってベース濃いから相性抜群だよね。Bメロのベースライン大好き。
サビはファンクのリズムにフレデリズムのリズム感がマッチしてて、過去に「まちがいさがしの国」で軽くディスったけど、あの曲があってファンクとフレデリズムの融和があるのではと思う。
なんでもマヨネーズかければ食べれるって言う人いるけど、ファンクっていうとっつきにくいジャンルもフレデリズムっていうマヨネーズかけたら日本人好みの構成になってるし、「美味い!最高!」とか言い出すと思うよ😁
キンプレでコレ聞いてCD購入を決めてしまった。やるなフレデリック😅
7.「RAINY CHINA GIRL」
聴いたら誰でもわかるけどチャイナ調。
双子でリピート感出しながら畳み掛けるハモリが完全にハメにいってる。
サビもね、心が現れるというか、RPGでエンディング後に行ける町のような「スッキリとした歓迎ムード」を感じる。
打ち込みのリピート感が主張せず、さりげなく入っているのが最もフレデリズムを感じますね。
これを最後に持って来るあたり、このアルバムの流れ、ネオン調から最後は開けるし、色んなジャンル入れてるけど、従来のフレデリックに近い曲を前半にいれ、後ろでそわそわさせて、幸せ調でまた頭から聴きたくなるこの流れはアルバム通して中毒性があるね。
久しぶりにこんな文字数になったな笑
後で見返すとちょっと恥ずかしい記事になってるかも?